田中 陽造(脚本家) YOZO TANAKA CAREER HISTORY

脚本家
1939年5月17日 東京日本橋生まれ
早稲田大学文学部卒業後、日劇ミュージカルホールの演出部、週刊誌の記者などを経てシナリオ・ライターとなる。
同時期、早稲田の先輩に当たる大和屋竺氏に誘われたことがきっかけで日活の鈴木清順氏のグループに加わり「具流八郎」の集団ペンネームでシナリオ執筆を始める。

『ゆきてかへらぬ』2025年2月公開決定
広瀬すず主演『ゆきてかへらぬ』2025年2月公開決定 監督・根岸吉太郎と脚本・田中陽造がタッグ
本作は、大正時代を舞台に、まだ芽の出ない新進女優・長谷川泰子、
のちに不世出の天才詩人と呼ばれることになる詩人・中原中也、
そして中也の友人で、のちに日本を代表する文芸評論家となる小林秀雄という
実在した男女3人の出口のない三角関係と壮絶な青春を描いた物語。
40年以上前に書かれ、多くの監督たちが映画化を熱望しながら長い間実現することができなかった、田中による「知る人ぞ知る」幻の脚本が、『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』以来、16年ぶりのタッグとなる根岸監督の手によって、ついに映像化される。

『ゆきてかへらぬ』
2025年2月、全国公開
©︎2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会
配給:キノフィルムズ



「SEIJUN RETURNS in 4K」
監督:鈴木清順 脚本:田中陽造
鈴木清順監督生誕100年を記念して、〈清順美学〉の頂点であり、日本映画界が誇る世紀の名作『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』が4Kデジタル完全修復版で新たに甦る!
  →「SEIJUN RETURNS in 4K」UHD+Blu-ray BOX(6枚組)2024.4.12 (金) より発売中。
鈴木清順監督生誕100年記念“SEIJUN RETURNS in 4K 公式サイト

主な作品(※作品抜粋)

2010 「最後の忠臣蔵」 監督:杉田成道
2009 「ヴィヨンの妻〜桜桃とたんぽぽ〜」 監督:根岸吉太郎
2004 「透光の樹」 監督:根岸吉太郎
2000 「天国までの百マイル」 監督:早川喜貴
1996 「新・居酒屋ゆうれい」 監督:渡邊孝好
1994 「夏の庭 The Friends」 監督:相米慎二
「居酒屋ゆうれい」 監督:渡邊孝好
1991 「夢二」 監督:鈴木清順
1987 「光る女」 監督:相米慎二
「黒いドレスの女」 監督:崔洋一
1986 「キャバレー」 監督:角川春樹
「めぞん一刻」 監督:澤井信一
1985 「雪の断章」 監督:相米慎二
「魔の刻」 監督:降旗康男
1984 「上海バンスキング」 監督:深作欣二
1983 「魚影の群れ」 監督:相米慎二
1981 「セーラー服と機関銃」 監督:相米慎二
「陽炎座」 監督:鈴木清順
1980 「おんなの細道・濡れた海峡」 監督:武田一成
「ツィゴイネルワイゼン」 監督:鈴木清順
1979 「地獄」 監督:神代辰巳
「真田幸村の謀略」 監督:中島貞夫
「俺たちに墓はない」 監督:沢田幸弘
1976 「嗚呼!!花の応援団」 監督:曾根中生
1969 「木乃伊の恋」 監督:鈴木清順
「新仁義なき戦い・組長の首」 監督:深作欣二(佐治乾・高田宏治と共同脚本)
1967 「殺しの烙印」 監督:鈴木清順(※具流八郎 名義)

主な受賞歴

2010 杉田成道監督作品「最後の忠臣蔵」で日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞
2009 根岸吉太郎監督作品「ヴィヨンの妻〜桜桃とたんぽぽ〜」毎日映画コンクール脚本賞・日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞
2004 根岸吉太郎監督作品「透光の樹」アジア太平洋映画祭 脚本賞受賞
1998 「ちょんぎれちょんぎれ-青春紙風船-」(未製作) 日本シナリオ作家協会賞
1995 渡邊孝好監督作品「居酒屋ゆうれい」キネマ旬報脚本賞・毎日映画コンクール脚本賞
1994 相米慎二監督作品「夏の庭 The Friends」第68回キネマ旬報ベストテン脚本賞
1980 鈴木清順監督作品「ツィゴイネルワイゼン」毎日映画コンクール脚本賞
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